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よくある質問

スクールでの生活について

サドベリー教育は、子どもたちが自分から動く力や、社会の一員として適切にふるまう力、また、興味のあることに好きなだけ没頭できる教育です。

一般的な教育・学校は国数理社英などを学び、その中にカリキュラムとして読み書き計算を学ぶ時間があります。サドベリー教育の場合は、自分の興味のあることを知りたいと思ったとき、自然と文字や計算を学ぶ機会があると考えています。

そのため、ネコが好きな子は最初にカタカナを覚えたり、ゲームの好きな子はライフの計算のために算数を学習したりします。自分のやりたいことを進めるため学びが必要になったとき、自然と学習がスタートします。

通常のスクールとは異なり、カリキュラムを用意し「大人から与える」ということをあえていたしません。何かをやりたい・必要だと本人が感じたときに、自ら動き進めていく力をつける教育です。

スタッフは子どもたちから「やってみたい」という声をもらったとき、目的や活動の約束ごとを一緒に考えていきます。そのときにこれはどう?と案は出しますが、最終決定は子どもへ任せます。

そうして、自分の興味のあることから知る経験を積むと「学ぶことはつらい」より「楽しい」と思える気持ちにつながりやすいです。学ぶことは楽しいと思える人になることは、変化の激しい世の中を生き抜くのに重要だと考えます。

実際に、多くの子どもたちは生活のある時点で、これからの人生で読むことや書くことが必要だと感じ、自ら学習を始めたり周りの友人や大人から学んでいきます。

必要性を自分が一番分かっているため、ものすごいスピードで身に付けることもよくあります。そういった瞬間を大切にしていきたいと考えています。

スクールみんとでは、誰かの自由をさまたげないなら、様々な活動に優劣はないと考えています。

勉強、ゲーム、虫取り、読書、他愛ない話など、どの活動がすごいと判断しません。様々な活動の価値は、その子自身が決めます。

なので、スタッフからゲームをしてる子に「そろそろ止めて、別のこともしてみたら?」と注意したり、誘導したりすることもありません。

自由な時間をめいいっぱいゲームに使ったとしても、その責任は自分でとります。行動への責任を子ども自身が学んでいく教育となっています。

また、一般的にゲームは悪いものと捉えられがちですが、デメリットばかりではありません。友達とするときはコミュニケーション能力、格闘ゲームならなぜ負けたのかと自分と向き合う時間もあります。また、マイクラなら集中力や想像力。現実で実感しやすいこととして、ゲームはプレイする人も多いので、初対面の人と共通の話題で仲良くなることもよくあります。

近い趣味でいえば、将棋やチェスです。今やゲームを通じた配信で稼ぐこともできます。将棋は良いけど、ゲームをしてたら不安という考えは、私たち大人や時代の評価です。

卒業まで大好きなゲームをして「あ~楽しかった!」という思い出とともに、次の道へいく子もいれば、ゲームをやり続けたある日「普通にやるの飽きたから、武器やキャラクターの絵を描く」という子もいます。ゲームに情熱をしっかり注いだあと、進路のための算数や漢字練習をゲーム感覚ではじめたりすることもあります。

全ての活動は等しく同じ価値がある、それがサドベリースクールの考え方です。

自由ばかりと思われるスクールですが、自由と自分勝手の違いを明確にしています。自由は相手のことも気づかい、自分勝手は相手に迷惑のかかるものです。

そのため、ミーティングで話し合って決めたルールは守る必要がありますし、その中に、自分が楽しくても相手に「やめて」と言われたら止めるなどもあります。ルールがあることでみんなの自由が成り立つことを大切にしています。

ミーティングの中で意見が通らず、他の子どもたちの意見に従うこともあります。そのときは、好きでないことでも楽しめるよう工夫をする時間です。

また「楽しいはず」と思って実際にやったらあんまりというときもあり、その後、どうしたら楽しくなるか?を考えて進める子もいます。

スクールみんとでは、苦手なことを我慢してやるより、どうしたら楽しくできるのかと前向きに考えていく力を育てていきます。

スクールに通いつつ、卒業資格や卒業と同程度の資格を得て、大学進学者や就職などにつながる選択肢を広げたいときは、下記ケースが考えられます。

小・中学校の卒業資格については、地元の学校に籍を置き、スクールみんとに通いながら卒業資格を得ることもできます(※その学校の校長の許可が必要になります)。

また中学・高校については、
・中学校卒業程度認定試験
・高等学校卒業認定試験
を受けることで中卒・高卒と同程度の資格を得ることもできます。認定後、高等学校や大学などを受験することが可能になります。

2つの試験は、受験者を学力で落とすというより、受ける人の人生の選択肢を広げるためのものであるため、1~2年の対策を行えば、比較的合格しやすい試験となっています。

例えば、スクールみんとに通いながら、高卒資格を取得したいときは、5歳で入学し、16歳までの約10年間を自分の好きなことや興味あることに使い、残り2年間を試験の準備に当てることもできます。やらされる勉強ではなく、自分の進路を叶えるために行う勉強は、熱意が自然とあるため、学習スピードも早い傾向にあります。

サドベリー教育は学問教育ではないため、自分ことは自分で進めていく必要があります。

本人が教科の勉強をしたいと感じたとき、どうすれば進学できるのかを調べ、自分に合ったやり方を考え、実際に行動する必要があります。

子どもたちは長い時間をかけて、自分の興味関心を理解していきます。学び方も、動画学習がいいのか、誰か専門的な方に教えてもらうのか自分で見つけ決定します。

その中で、スタッフやボランティアスタッフに教えてほしいときは、一緒に教材を選んだりしながら学ぶこともあります。

また、ミーティングで話し合い予算が下りれば、専門的な方に連絡しサポートを得ることもあります。どんな方に頼むと良さそうかなど、スタッフと一緒に考えます。

自分の目標に向かって、どうすればいいのか自分で考え進めていく。それこそが社会で必要な生きる力であると考えます。

入学について

スクールみんとの体験入学は10日間あります。その期間に過ごし方を見て、自分のことに対してまだ責任が取れない、またはスクールのルールを守れないとミーティングで判断されたときはお断りするケースもあります。もちろん、その判断は子どもたちと話し合って決めていきます。

奨学金などの支援は、現在設けていません。

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